2009年12月27日日曜日

武田信玄


 甲斐の虎、常勝軍団など上杉謙信と並び称される武田信玄は甲斐(山梨県)の戦国大名です。上杉謙信と川中島の戦いで5度も激突する猛者である一方、城攻めにおいては謀略により敵を内部崩壊させる知略家でもありました。彼の主力である騎馬軍団は甲斐の山中では到底作れるものではないという話もあるのですがそれは嘘か誠か。

 後の将軍徳川家康をコテンパンにやっつけたため、徳川家康は武田信玄を非常に恐れたのと同時に、家康は信玄を尊敬しました。それにより、武田信玄は名君として今にまで語り継がれています。

 しかし、実際は実の父親を甲斐から追放したり、篭城する敵軍の士気を削ぐために首級をさらしたりと暴君じみた一面も同時に併せ持っているのですが。まあ、歴史は勝者によって塗り替えられるといいますからね。その後も村上攻めのときに大敗し、宿老の板垣信方と甘利虎泰を討ち取られるなど散々な負けっぷりでした。その大敗により、ようやく信玄は人を大事にすることを学び取り、晩年は天下統一を狙えるくらいにまで上りつめ、かの有名な「人は城、人は石垣、人は堀。情けは味方、仇は敵なり」という言葉を残す名君になっていくのです。

 失敗を成功に導いた戦国大名。それが私の信玄に対する見解です。

<武将能力パラメータ>
統率95 武勇90 知略88 政治95 義理30 魅力85
特徴:風林火山、啄木鳥の戦法、信玄堤


この武将を評価する点
・武田24名臣など優秀な家臣団を持つ・失敗から学ぶ精神・卓越した政治手腕

2 件のコメント:

  1.  武田信玄については私はむしろ、彼の内政手腕を高く評価しております。信玄堤といい張り巡らされた軍道といい、彼の時代に行われた事業が現在もなおライフラインの一助となっていることには驚きを隠せません。
     本来内政というのはその時代に限らず後々にまで役立つものを作るという前提があると思うのですが、今の道路行政はどうなってるのやら……。

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  2.  花園さんコメントありがとうございます。信玄堤は傑作みたいですね。仕組みはよくわかりませんが・・・。私も信玄の内政能力は高く評価して、政治能力を95にしています。

     現在の道路行政は、確かにだめだめですね。現在の日本の政治は深い根っこの部分が腐っているので、枝の部分を幾らいじろうが変わってくれない気がしますね・・・。と嘆いていてもなにも始まらないと思うのですがね・・・。

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