今回も前回に続き、FACT FULLNESSの書籍紹介をします。
よく世界人口は年々増え続けており、この先もひたすらに増え続けると思っている人がたくさんいると思いますが、単刀直入に言うとそれは、間違いです。人口の増加は2040年ほどまでは増え続けますが、人の寿命は100年前後なので100歳世代が生きていくことは出来ないため、人口増加はとまります。また、子供の数は年々少なくなる計算で、そうなると人口は2040年に110億人になるとそれ以降は横ばいで増えなくなります。
次に子供が生き延びやすくなると、人口が増え過ぎて地球が滅んでしまうという考えの人がいますが、それは間違いです。貧しいレベル1の国では、子供を5人も6人も作る家庭がありますが、彼らは子供がたくさん欲しいわけではありません。約半分の家庭で一人の子供が5歳になるまでに死んでしまうからなんです。とても悲しい現実ですが、逆に言えば子供が死ぬことがなくなれば、たくさん作る必要がないため貧困からも脱することができます。それにより、収入が増えれば高度な医療を受けることができるのでさらに寿命を安定させることができます。その証拠にレベル2以上の世帯では、子供の数が平均で2人と激減しています。貧しい子供たちに私たちがしなければならないこと、それは迷いなく全力で病気で子供が亡くならないようにすることなのです。それが未来の私たちと地球を救うことに繋がります。
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