2009年12月26日土曜日

羽生善治氏の名言


 私は将棋にも少し興味があって、プロフェッショナルという番組に羽生名人が出ているときに言っていた言葉が印象に残りました。その言葉とは「将棋は他力によってなりたっている」私はこの言葉を聞いてそういうことか!と感嘆しました。将棋は相手の動きによって刻々と戦況が変わっていくもの。自分がいくら最善であると感じて打った手でも、その手に相手が乗ってこなくては意味がないのです。考えてみれば、最強の真剣師(賭け将棋をする人のこと)小池重明も自分はわざとへたくそに打ち、相手に好きなように責めさせてから隙を見つけて怒涛のごとく攻めるという指し方をしていた。将棋は他力を利用する。まるで柔道のように。私はそう感じました。まあ、これができるのは相手の出方に合せられるだけの技量を持っている人だけだけど・・・。
 将棋だけでなく、人生もまた他者のペースに合せつつ自分のペースを作る人はうまくやっていける気がします。

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