2019年8月30日金曜日

FACT FULNESSを読んで 後編

 今回でFACT FULNESSの連載は最後になります。

 教育の現場でこれから先必要なことは世界のほとんどの国は中程度の所得だということを教えることと、自分達の国は進歩していないと誤解しないように、昔の生活が実際にどんなものだったのかを教えるべきだと思います。私たちとあの子とたちのように使う、先進国と途上国のような見方はもう古いので、所得レベルで人を見るようにすることが大切です。また、自分達の国は発展していないように感じたら、自分のお父さんやおじいさんの時の話を聞けば劇的に進歩していることがわかるでしょう。それから、世界は変わり続けていることと、死ぬまでずっと知識と世界の見方をアップデートし続けなければならないことを教えるべきだと思います。学校で学ぶことはどんどんと時代遅れになっていきます。また、現在世界は加速度的な早さでアップデートしていっています。時代遅れの知識でアップデートした世の中を生き抜くことは難しいので常に新しい知識を取り入れて、自分をアップデートしていかなければならない。

 次にビジネスの現場ではどうするべきか。現在、西洋の多国籍企業や金融機関で働く人たちはいまだに、ずっと昔の世界のままだと信じ込んでいる人が多くいます。しかしそれでは、多くのビジネスチャンスを逃がすことになると思われます。これからの市場は人口比率の増加から、西洋よりアジアとアフリカであると思われます。世界の見方をアップデートしないとビジネスに大きな支障をきたすことになるでしょう。

 事実に基づいて物事を見ることは、億劫で気が引けると思われる方もいるかもしれません。そういう人に知ってもらいたいことがあります。人は悲観的に、よりドラマチックに世界を見たがる傾向があります。また、マスコミもそれを理解しているので、人の感情に訴えかけるニュースを報道しがちです。しかし、そういう見方はあまりに後ろ向きで心が冷えてしまいます。そんなときに事実に基づいて世界を見れば世の中それほど悪くないと思えてくると思います。いまだに悪いこともあるかもしれませんが、少しずつ良くなっていることもあるのです。この二つは共存することを理解し、真の知識を広めて世界の見方を変えていきましょう。そうすれば、自然と心が穏やかになってくること思います。

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