2020年5月27日水曜日

木村花さんのSNS誹謗中傷問題を考える

「ABEMA」が番組出演者向けに誹謗中傷の窓口開設「安心して出演できる環境作りを強化」


 自己顕示欲が強い人は、自分に注目が集まらなくなると、無理をしてでも注目されたくなり、テラスハウスのような作られた嫌われキャラを演じて、注目を浴びることで心を落ち着かせる事があるようです。こういう人の特性を巧みに利用して、このような番組は作られているのでしょう。因みに海外でもこのような、ドキュメンタリーチックな番組が流行っているようです。

 >「安心して出演できる環境作りの強化」
 とあるが、言論の自由が暴走し、ここまでSNSが発展した今日に、テラスハウスのような作られた嫌われ役のキャラクターを演出する番組に安心して出演など出来るのでしょうか?演じた役を本物だと誤解し、いきすぎた誹謗中傷を浴びせられるのは目に見えています。
 まだ22歳で社会人経験も少ない人が、SNSなどで不特定多数の人から悪口を言われるのは相当こたえると思います。なので、そこは番組制作者が事前にSNSを見ないし使わない覚悟があるか、使うのであれば耐える覚悟があるか聞いておく必要があると思います。

 また、今の日本では誹謗中傷に対抗するいい手段がありません。名誉棄損までいけば訴えて駆逐できますが、悪口レベルのものは言ったもの勝ちで、週刊誌などはそれを計算に入れて書いたりしています。賠償金はせいぜい100万から200万ですので、それまでの間に発行部数を伸ばせれば飯ウマです。なので、言ったら勝ちなのです。そういう社会構造も問題になっているので、言論の自由はもちろん大切ですが、いきすぎた表現には厳罰を処すようにしないと、バランスが保てないのではと思います。

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